「綱引き競技が強くなる方法」を書いていきます。
綱引きの基本編はこちらから・・・。
”綱引きはチーム”でするものです。
”順番で相当に勝敗を左右”します。
綱引きの順番やチームでの練習方法を書いています。
・綱引きが強くなるには
・順番はどうするか!?
綱引きは8人でする競技です。
適当に8人並べばいいという訳ではなく、力がはいりやすいように
効率よく並ぶ必要があります。
戦法などにより様々ですが、現在の一般的な役割を説明します。
・アンカーを先に決めよう!!
引用:ameblo.jp
まずアンカーを先に決めましょう!!
”アンカー”とは綱引きで一番後ろを引く人のことになります。
最後の砦としてアンカーとなっています。
大体はアンカーは1番体重が重くてがっちり、どっしりした人が多いです。
理由として”アンカー”はチームの中でも重要な役割を担っており、
他のプラー(アンカー以外の人)とは引き方も全く違います。
★まずアンカーを決めてアンカーの練習をしなければ、
そのチームは強くなることは出来ません。
強いチームのアンカーはどっしりして筋肉質の人が多いです。
100kgくらいある人も多いのではないでしょうか?
アンカーが軽いと少し引かれた時に体勢を崩してしまい、
チームが一気に負けることになりかねません。
私のチームのアンカーも実際100Kg近くありました。
アンカーはロープを体に巻くため握力が無くなることはありませんが、
その分全身の筋肉がフル稼働になるので相当にきついです。
私も練習でアンカーをしたことがあるのですが、全身の筋肉がフル稼働するので息も苦しくなり体力の消耗が半端ではありません。
また、体重の重い人はプラー(アンカー以外の人)として入っても自分の体重に耐えられず
握力がなくなりやすいのでアンカーに向いているかもしれません。
まずはアンカーを始めに決めましょう!!
一人ではいざという時に不安も出てくるので(つったり、怪我したり)
メインの人とサブの人を決めておくといいかもしれません。
アンカーは練習していないと急遽変更することは出来ません。全く引き方が違いますから・・・。
なのでアンカーは2人くらいは練習しておきましょう!!
・1番前の人
トッププラーは背の高い人が多いです。
それは、8人で綱を引く時にロープの位置が横から見て真っすぐか、
前から後ろにかけて少し下がるような体勢にしたいからです。
前から後ろにかけて高いと力が弱くすぐに引っ張られてしまいます。
★”トッププラー”は思いっきり引くというよりは相手に合わせたりロープの高さを調整しなければなりません。
私はこのトッププラーでした。
比較的、ロープが高いポジションにあるので握力もバテにくいです。
しかし、ロープの高さ調整などがあるので結構重要な役割を担っています。
また、ポーカーフェイスの方がいいとも言われています。
チームの顔ですし、相手から1番にみえます。
もし、トッププラーが余裕そうな顔をしていると引いているほうは
「えっ!まだ余裕があるのかな?」
「まだ、本気じゃないんだ!」
と不安になり心が折れます。
逆にきつそうな顔をすると相手にやる気を与えることになります。
私もあまり顔に出さないようにしていました。
本当にきつすぎる時は無理ですけどね(笑)・・・。
・2,3番
2,3番手も比較的背の高い人がいいと思います。
1番手と違い、思いっきり引いてもらいましょう!!
握力に自信のない人や、少し体重が重たい人。
また、体が硬くあまりロープを下げられない人もこのポジションが向いています。
・4番手
チームの中でも真ん中の位置となります。
司令塔の役割をしていることもあり、指示を出したりするチームもあります。
相手との力の具合を見てロープ位置を上げたり下げたりを前にも後ろにも指示することが出来ます。
例えば、ロープ位置が低いとそれだけ引かれにくくはなりますが、握力を含む体力は減ってきます。
相手の力に対してロープ位置が低すぎると思えば、少しロープ位置を上げて体力を温存しておくことが出来ます。
元気のいい人やリーダーシップのある人がいいでしょう!!
結構やりがいのあるポジションです。
・5番、6番
このポジションになるとかなりきつくなってきます。
比較的背の低い人がいいと思います。
ロープ位置もかなり低くなってくるので握力がかなり削られていきます。
この人達が浮いて(ロープラインが上がる)と一気にもっていかれます。
私のチームでは若くて背の少し低い人が引いていました。
このポジションはかなりきついと思います。
・7番
このポジションは地獄のポジションだと思っています。
チームの中でも背の低く、体重が軽く握力が持つ人がいいでしょう!
思いっきり引くというよりは、その低い姿勢をキープして引くというイメージです。
引くというよりはキープできる体力、持久力が必要です。
相当に低いので、後ろにアンカーマンがいるとはいえすぐにバテてしまいます。
強いチームでもこの7番か6番が1番先にバテてしまい
引きずられたりバランスを崩すチームが多いです。
私も1度引いたことがあるのですが、相当きつかったです。
7番を引いてくれる選手には感謝しましょう(笑)。
順番はその他にも、この人の後ろは引きやすいとか、このポジションが自分には合っている等あるので色々と変えてみるといいでしょう。
順番で全く違うチームになります!
・練習方法
引用:mainichi.jp
まずは同じ人数に2チームに分かれます。
最初はウォーミングアップもこめて高めで2分くらいキープ練習をするといいでしょう!
それを2setくらいします。
それが、終わったら少し低めで1分を2set。
そのあとは、出来るだけ低く力いっぱい引く練習を30秒でします。
”あくまでも脚の力を使って引く意識”が大切です。
その後は試合形式でもいいと思います。
体重が同じくらいに揃えないと、圧倒的に勝ち負けが決まってしまうので気をつけましょう!
また、個人で強さも違うので同じくらいの強さになるように人を調整しましょう!
これは余裕があればですが、
2組に分かれて綱を引きあう時に余っている人(休憩している人など)が
両チームの真ん中に立って綱を手で下の向きに押します。
体重を乗せてぐ~っと押します。
そうすると両チームの1番前の人はもの凄い負荷がかかり手の握力が一気になくなります。
これはチームで前の人がバテて綱に乗っかってしまうことを想定して練習しています。
必ずしもこういうケースは出てくるので・・・。
握力強化にもなります。
私のチームでは「1,2」の掛け声である程度下に押して「3」の声で強く押します。
「1,2の3!!」みたいな感じですね!
これは1番前の人しか効かないのでそれは交代して練習しましょう!
30秒低めでキープした後、”10回くらい押す”といいかもしれません。
これは本当にきついです。
他にも練習方法はあるのですが、今回は基本の練習方法を書いてみました。
綱引きは思った以上にフォームは難しいので動画を撮ってチームのフォームを見て改善するといいと思います。
自分では力が入っているはずでも他の人と比べるとフォームが違うことはよくあります。
疲れてくると体が傾いたり、無意識に腰を反ったりはよくあることです。
出来れば、出稽古にいって強いチームに教えてもらうといいでしょう!!
綱引き自体はマイナー競技なので8人チームで引けることも少ないので、出稽古は喜ばれることでしょう!
今はSNSもあるので比較的連絡がとりやすいかもしれませんね。
次は最後に試合でのコツを書いていきたいと思います。