綱引きで試合に勝つための方法を書いていきます。
始めて試合に出る人や、
初心者のチームは心がけや知識を知っているかどうかでかなり勝敗を左右します。
”本当に単純で意識の違いだけですぐに直せるものもあります。”
結構勝敗に関わってくるので是非読んで見て下さい。
・試合での入り方
・プラーの間隔を知ろう
試合になると8人縦に並んで入ります。
はじめての試合では緊張してしまい、
前や後ろの人との間隔が上手く取れないチームがあります。
そういう私達もそのような失敗をしており、
前と近づきすぎて脚がうまく伸ばせない。
また、バランスを崩した時に前の人が自分の脚に乗って
「ぎゃー」と痛い思いをしたこともあります。
逆に遠すぎて縄の感覚が伸びすぎてしまいチームとして
縄の引く力が弱くなった時もあります。
はじめのうちは前に手を伸ばして前の人の背中に手があたるくらいの距離にしましょう。
チームによって違うと思いますが、基本はそのくらいの間隔です(アンカーはもっと間隔をあけます)
強いチームはそのようなことをしていませんが、最初はそれでいいと思います。
間隔が悪くて力を出しきれないなんて非常に勿体ないので注意しましょう!
・スタートの入り方
「ピックアップ ザ ロープ」と審判が言ってからロープを握ります。
「テイク ザ ストレイン」で体を倒しスタートに揃えます。
「ステディ、プル!」で引き始めるのですが、まずは審判を見ましょう!
これは本当に大事です!!
少しでも”プル”で遅れたら相当に不利になってしまいます。
これは8人全員が意識していないといけません。
遅れると自分の体勢が崩れてそこから立て直すことになるので相当な握力と筋力を無駄にします。
また、コツとして「テイク ザ ストレイン」の時に
張り切ってロープを引きすぎてはいけません。
真ん中にくるように審判から指示されますが、
綱引きは後ろに引く方が力が入りバランスを保ちやすいので、
相手に戻すように指示されると不利になります。
下手なチームはロープを引きすぎてしまい、
相手にロープを戻すときに膝の角度が立って姿勢が悪くなります。
そのままプル!!
となり姿勢が悪いまま試合が始まり、
相手にリードを許してしまい過度にロープを下げて自滅するチームがあります。
これは本当に勿体無いことなので8人全員が意識することが大事となります。
相手に少し多めに引かせて審判の指示でこっちが引いて構えるポジションになるのが望ましいです。
すぐに意識だけで変わるので是非試してみて下さい。
・体重はきちんと管理しよう!!
体重制限は8人で600kgとなっていると思います。
一人平均75kgですね・・・。
もちろん600kgに近いチームが有利になります。
超強豪の金沢レスキューなどは600Kgにきちんと合わせてくる年もありましたから、もの凄いです。
1kgの誤差がないですから・・・。
私のチームは始めた頃は570kg前後しかなく相当に不利でした。
理想としては前日軽量、もしくは当日計量で減量ありきの600kg前後で
それからご飯を食べてチームで10Kg~20Kgの増量が望ましいです。
私達のチームも最後の方は皆体重が増えて減量をしていました。
計量後は焼肉で体重をアップさせていました!!
減量は激しいものは行わないほうがいいです。
これは絶対です。
計量後体重が増えればそれだけ有利かも知れませんが、
”過度な減量は脚がつりやすくなったりする”のでかなりきついです。
実際私も、4kg近く減量したことがありますが、
最後の方は前日に水を減らしたりご飯を極端に減らしたりしました。
その結果脚や脇、胸の筋肉が異常につりやすく疲れやすくなっていました。
綱引きは短期間で力を目いっぱい筋肉を使う競技なので過度な減量はかえって不利になります。
普段からの節制していれば問題ないのでしょうが、
おじさんになって飲み食いしているのでそれは無理(笑)。
また、自分の決められた体重は守りましょう!!
私達のチームでも2kgもオーバーした人がいましたから・・・。
まぁこってりと絞られていましたが・・・。
・戦術はどうするか??
戦術も色々とあるのでここで主なものを紹介します
・キープ作戦
これが一番悩むかも知れません。
今現在は、キープのチームが一番多いと思います。
現在はこのキープが主流となっています。
しかも、自分達が疲れない高さでキープして均衡が崩れたら引くというスタイルとなっています。
簡単に書いていますが、
ロープラインを高めで引かれないようにするには相当の技術が必要です。
”BIWAKO同志会”というチームがこの戦法なのですが、
この戦法で日本一になりました。
・速効型タイプ
かつては、”城端綱引きクラブ”のように、プルからガンガン攻めるタイプも多かったです。
速効で全力で引くというチームは少なくなってきましたが
城端綱引きクラブは現在もそのスタイルを貫いています。
本当に圧は強くどのチームも相当に引かれています。
普通のチームではどんなにロープラインを下げようが持っていかれてしまいます。
全国最強の攻撃のチームです。
4mしかないので少しでもバランスを崩せば一気にもっていかれます。
攻撃を全力でするので4m引き切れなかった時はかなり体力的にも不利になります。
相手は耐えるのみなのでスタミナは仕掛けた方が圧倒的に疲れます。
ですが、耐える方も相当な実力がないとこの速効に耐えることは出来ません!!
分かっていても止められないのです!!
・超パワーホールド
”綱引きの絶対王者”として君臨したのが、進友会!!
進友会は、以前はパワーホールド作戦でした。
ロープラインを相当に低くし、相手がバテるまでず~っとホールドし続けます。
あり得ないくらいの低さでホールドします。
キープとは言わず、低い姿勢でがっちりとホールドしているように見えます。
ほどんどのチームは少しも引くことが出来ず、体勢を崩してしまいます。
人間の握力の限界を超えているのではないかと思うくらいホールドします。
今書いた3つ
★キープ作戦
★速効型
★パワーホールド
今主流となっているのが、先ほど書いた”キープ作戦”です!!
綱引きでは今この戦法が多いです。
”金沢レスキュー”や”進友会”もこの戦法にチェンジしています。
戦法はどのチームも悩むと思います。
色々と試してみるといいでしょう!!
実際私達のチームもかなり試しました。
最初から思いっきり引いてバテて負けたり、
あるいは相手が全く動かなかったり(笑)
進友会を真似してパワーホールドでホールド出来ずにそのまま引かれて負けたり。
どれが正しいかは分かりません。
勝った戦法が正しいと言えますから・・・
実際”キープ作戦”もBIWAKO同志会がするまでは
全くそういうチームはいませんでしたから・・・。
★最後に綱引きはチーム競技です。
いい時もあれば悪い時もあります。個人の体格や力なども違います。
それぞれを認めて綱引きという競技を楽しんで下さい。
せっかく綱引き競技をすることになったのですから。
私も競技は引退していますが綱引きという競技をしてよかったと思っています。
是非楽しい綱引きLIFEを!!