こんにちは!!
あのイチロー選手が現役を引退することが話題になりましたが、イチロー選手といえばウエイトトレーニングをしない、無理に体を大きくしても意味がないという発言をされていますが、それはどういう意図があって言っているのかを考えてみることにしました。
私はボディメイクの為にトレーニングをしているので、イチロー選手の野球の為のトレーニングとは真逆のトレーニングをしているのですが、イチロー選手の発言で気になったことを書いていきます。
・ライオンやトラはウエイトトレーニングしない
これは有名な発言ですが、「ライオンやトラはウエイトトレーニングしないでしょ」という言葉。確かにライオンやトラはウエイトトレーニングをしませんね。餌を獲るトレーニングは子供の時にするのか分かりませんが・・・。
しかし、足の遅いライオンやトラも生まれつきいると思います。弱肉強食の世界で何もトレーニングしなかったらどうなるのでしょうか?餌を捕まえることもできずに餓死してしまうでしょう。なので元々足の速い動物のみが生き残るでしょう・・・。
人間は知恵があるので、今の現状でいたら死んでしまう(選手として)と感じたらそれに伴いトレーニングをすることができます。その一つがウエイトトレーニングではないかと感じています。筋肉も刺激を与えれば、危険を感じより強くなろうとする性質をもっていますから。
・イチロー選手の数字から見る体つきは半端ではない
ウエイトトレーニングをしないからといって、イチロー選手は細いのではないかと思ってしまう人も多いと思いますが、そんなことはありません。身長180cm体重79kgで体脂肪が一桁らしいのですが、これがいかに凄い体なのか分かっていない人が多いと思います。
ボディメイクをしている人間は、いかに筋肉をつけ脂肪をそぎ落とすかというトレーニングをしているのですが、身長-100=体重で体脂肪が一桁といえば、ほとんどそんな人はいません。フィジークのトップクラスの選手でなければ、そんな体を作ることはできません。しかもそれは大会直前のコンディションでです。
もちろんトップクラスのフィジークの選手の体は凄まじいものがあります。イチロー選手は脚の筋肉が大きいので(特にふくらはぎ)体重が重たいのかも知れませんが。実際に見ると非常に大きいと思います。しかもアメリカという体の大きい人ばかりいるので錯覚しやすいです。
やはり若い時にウエイトトレーニングやり込んでいないと、この体つきは無理だと思います。
もし、体の細い野球選手がウエイトトレーニングはしなくてもいいんだ!!と、全くしなかったら結果を残すのも難しいと思います。私個人の見解ではイチロー選手は若い時に無理に体を大きくしようとウエイトトレーニングを沢山し、それから今の理論にたどり着いているので、昔体を大きくした(ついた筋肉)も無駄ではなく、自分にとって丁度いい筋肉バランスにたどり着いたのではないかと・・・。
また、イチロー選手が警告しているのはウエイトトレーニングで闇雲に体を大きくして、筋肉もついたけど脂肪もたっぷりついて腹がでている選手のことを指しているような気もします。体重が増えすぎで膝にきたりそういう選手を危惧しているのではないかと思っています。
野球にウエイトトレーニングが必要か否かと個人的に問われれば、私はある程度必要ではないかと思っています。個人差もありますが元々私のように体のかなり細い人間もいますし、ある程度のトレーニングで体を大きくする必要はあると思います。
このウエイトトレーニングの議論は永遠になくならないのかも知れません。結局のところ、結果を大きく出した方がその時代の正しい理論になりがちですから・・・。
以上、イチロー選手のウエイトトレーニング発言についてでした~。