休載が多いにも関わらず、ファンが非常に多いHUNTER×HUNTER。
久しぶりに読んでみたのですが、やっぱりめちゃくちゃ面白い!
なぜこんなに面白い漫画なのだろう?
普通は休載が多いとファンが離れていきますよね?
最近は連載より休載の方が多いです!
ネットでは「冨樫(作者)仕事しろ!」だの何やかんや書かれていますが、それは読者が楽しみにしている証拠です。
HUNTER×HUNTERの面白さと凄さを私なりに書いていこうと思います。
ネタバレもあるので、ネタバレしたくない人は読まない方がいいです。
・作者、冨樫義博先生
「幽☆遊☆白書」も、書かれている冨樫先生。
2019年時点で53歳。かなりベテランの域ですね!
性格は多分HUNTER×HUNTERにも現れているように、良い意味でかなりマニアックだと思います。
話しは一筋縄ではいかず、結構面倒くさくなってしまうのですが(笑)そこがまた、面白いところでもあります。
奥様はあの大人気作品「セーラームーン」の作者でもあります!夫婦揃ってすごいです!
・腰の持病で休載?
最近では連載よりも休載の方が多く、休載も当たり前となってきています。
先生は持病で腰痛だという話しが出ています。しかも、かなり体調が悪く漫画どころか動くことさえ痛いという状況もあるみたいです。
1998年に連載がスタートして今が2019年なので20年間以上続いていることになりますが単行本は30冊ちょっとしか出ていません。
相当に体調が悪いのでしょう・・・。何とか腰痛を改善できる方法はないのでしょうか?漫画もそうですが、先生自身もとても心配です。
連載時は少年であった私も今ではほとんどのキャラより歳が上になってしまいましたね(笑)。
・面白さの訳
ストーリーも面白いです。ただのバトル漫画ではなく色々な設定があります。GI(グリードアイランド)ではカードを集めるという趣旨でバトルするのですが、個人の強さだけでなくカードの使い方も重要になってきます。
選挙の話しがあったり、暗黒大陸という未知の世界に飛び込むという話しもあり少年漫画にありがちなバトルでどっちが強いかだけを比べるものとは一線を画しています。
作者(先生)はゲームがとても好きらしいのですが、ゲームから色々な発想を得ているのかも知れませんね。先生がゲームを作ったらもの凄いストーリーのゲームが出来るでしょう(笑)。
バトルは普通に戦うことは少なく考えて戦わないとほぼ死にます。この漫画では思慮深くないキャラは戦闘能力が高くても負けやすいです。
幻影旅団のウボォーギンも蟻編のキャラも戦闘能力が高くても頭を使った賢い相手には負けています。(ウボォーの場合はクラピカの能力がチートすぎた・・・。)
ただ、最近は戦う時にキャラが能力を説明するのがちょっとね・・・。しかもかなり複雑な能力が多く理解が難しいこともしばしば・・・。
特にヒソカVSクロロなどは分かりにくかったです。
個人的には暗黒大陸はとても楽しみにしています。現代の世界でいえば暗黒大陸といえばアフリカのことかな?
かつてブラックアフリカと呼ばれ、現在も未開の地が多く確認されていない生物や病気がかなりあるみたいですから・・・。まぁ人間が土地を切り開いて開発していっているのでそうなっているのですが・・・。
そういう世界に飛び込むことこそハンターという感じがしますけどね・・・。
・キャラの凄さ
HUNTER×HUNTERの面白さは何といってもキャラ!色々なキャラがいるのですが、本当に凄いと思うのはキャラに無理がないこと。
とってつけたような個性ではなく自然なキャラなのに個性があり、その人物(キャラ)を素直に受け入れることができます。
よく漫画では変化を持たせようと、語尾に変な癖をつけたり方言をつかったり・・・。よくそういうものを見かけますがHUNTER×HUNTERにはそういう人物が少ない気がします。
キルアにしろクラピカにしろ本当に自然に性格がでています。
クールなキャラにも色々な性格があって、先生は本当にたくさんのグラデーションをもっているんだなと思い知らさせます。
冨樫先生の名言に「漫画家になりたいのなら絵を描いている暇なんてないはずです。」とあります。キャラの確立と話しの勉強をするように進めています。
これは深い名言だなぁと思っています。
脇役のキャラにも性格がきちんと出ていてセンリツやカメレオンなどは脇役なのにキャラが立っています。
・ストーリーは少しマニアック
元々、ストーリーは細かい設定などが多く少しマニアック向けだと思っています。
それもここ最近ではキャラも増えてストーリーが複雑になっているのに、休載が続くので内容がよく分からなくなって以前から読まないと分からないです(笑)。
しかも普通の漫画に比べ理解するのに時間がかかることもあり、パラパラと読めるものではありません。
ストーリー自体はもの凄い凝っていて、もし先生が普通に元気な状態だとしても少年ジャンプの週一のペースにこの話しを作り込めるのかと思ってしまいますね・・・。
話しも万人受けするようなストーリーでない時もあります。
カードゲームの話しでは私は子供の頃何等かのカードゲームがその都度流行っていて、興味もあったのですんなりと受け入れることが出来ましたが、カードゲームをしていない人や興味のない人は面白くないのかもしれません。
選挙の話しでも、わざとややこしく振り出しに戻ったり一筋縄ではいかなくバトルもないのでこれもまた選挙などに全く興味がない人は読む気にならないかもしれません。
万人受けというよりは、面白いと思う人には相当ハマる漫画だと思います。
今の時代はYouTubeを見る人が多いようにニッチな世界でも一定の層が指示しており、しかもその層は固定するので分かる人には分かる・・・。みたいな感じなのでしょう。
・最後に
休載が多いのですが、やっぱりHUNTER×HUNTERは面白いです。出来れば先生の納得のいく形で最後まで完結して欲しいと思っています。
これからも楽しい物語りを期待しています。
以上、HUNTER×HUNTERの話しでした!