こんにちは!!
”斜人”です。
トレーニングをしていて結構な年数している人なら
個人でジムをやってみたいな~
と、思う人は結構いるのではないでしょうか!?
まぁ本気で本業でなくても想像している人は多いでしょう・・・。
今、流行りの言葉
「好きなことで生きていく」ってやつですね。
実際、個人ジムは儲かるのか!?生計を立てられるのか!?
実際に私もボディビルジムに通っていて、その会員さんも個人ジムを立ち上げた人とかもいるのでそのことを身近で見たので、感じたことを書いていきます。
個人的な意見もあるのですが、ご了承下さい
・個人ジムは儲かりにくい
まず”個人ジムは基本的には儲かりにくい”と感じています。
まず基本的に個人ジムは資金も少ないですし、大手の24時間のジムは全国各地にあります。
大手のジムは設備投資もしているので、いい器具も沢山あります。
空調も効いていますし、とても綺麗です。
それに対抗するのは個人ジムは非常に難しいです。
トレーニングで何かの成果を出していて(ボディビル大会入賞やベンチプレスの大会入賞)名前が知られている。
それか筋トレ系のYouTuberで有名である。
それらがない限りはそのジムになかなか通いたいとは思わないでしょう!?
では、私の周りで個人ジムを失敗した人と成功した人の話しを書いていきます。
何をもって成功、失敗と思うかはジムが継続出来ているかどうかで書いています。
・失敗したジム
私の行っていたジムで個人ジムを開業した人がいました。
かなり立地の良い場所でした。
トレーニングマシンもかなり最新の見たこともないものでした。
私もトレーニングをしにビジターとして行ってみたのですが、本当に失礼で申し訳ないのですが、これは続きそうにないな・・・。
と、思ってしまいました。
・ジムの”コンセプト”がはっきりしていない
新しくジムを開業したAさん。
Aさんはボディビルの大会にも出たことがありますし、ベンチプレスの大会にも出たことがあります。
結構ゴリゴリの体です。
しかし、マシンをみるとそれほど高重量を出来るようなものもなくダンベルも最高で片方20kgしかありません。
色々聞いてみると
「最近はボディビルよりフィットネスで、女の人とかも来てくれるようにした」
と言っていましたが、確かにお尻を鍛えるマシンなどはありましたが私としては
「なんで!?」
って感じでしたね・・・。
今までボディビルでやってきたのに、ほとんど知識もない女性向きなどのマシンをいれたのだろう・・・。
ほとんど経験もないので教えることも出来ません。
というか、Aさん自体あまり人に教えるのは好きではなさそうでした(笑)。
う~ん。
これじゃ会員さんも続かないわなぁ~。
”個人ジム”は完全パーソナルか、無料でもちょっとトレーニング中にワンポイントアドバイスとかがなければ、意味ないですからね~。
それが無ければ、大手のジムにいけばいいだけですし・・・。
せっかくボディビルをしていたのだから、ボディビルのようなゴリゴリのジムでするか、ガンガン教えて結果を出す方がいいのでは!?
と、個人的には感じていましたね~。
個人ジムを出すなら、ターゲットとどういうジムにしたいかを考えておくべきだと思います。
・HP(ホームページ)がない
その個人ジムはHPがありませんでした。
当然ブログなども書いていません。
個人ジムのドアを開けるのって結構勇気いりますよね!?
今の時代、最初に電話を掛けるよりHPをみたりブログをみたりして
「あぁこんなところなんだ!コンセプトはこうだな!値段はどうかな?」
とか分かりやすいです。
来てもらう&会員さんになってもらう&ジムを知ってもらうチャンス!!
無料で出来るのに
「いや~。俺はアナログ人間だから・・・」といって結局チラシを作っただけでした。
う~ん。
ブログは個人店なら必須と思うのですが・・・。これでますます続くのは難しいのではないかと思ってました。
・資金繰りに困っている
立地も良かったので田舎とはいえ、結構な家賃でした。
空調も結構なお金がかかるみたいで、資金繰りに困っていると言っていました。
40人会員さんがいてやっと元がとれるってくらいでした。
元がとれるっていっても家賃や空調代が払えるってだけです。
自分には1円も入ってきません。
一カ月30万ほど稼ごうと思ったらもう40人ほど必要です。
1か月7500円程度だったため。
個人ジムで会員80人は結構難しいと思います。
資金繰りに困っているせいか、営業時間を少し短くしたり空調をいれるのをためらったりしていました。
また、資金繰りが厳しくなると焦りが出て冷静な判断がしにくくなっているようにも思えました。
数百万の資金がみるみるうちに減っていきますからね~。
・マシンが3流である
これも非常に痛い。
最初は見たこともないマシンだったのでワクワクしていたのですが、非常に使いにくい・・・。
このマシン作った人って筋トレしたことあんのか!?ってくらい使いにくかったです。
スミスマシンの幅が狭かったり、まぁ本当に使いにくかったです。
Aさんはこのマシンを1度も見ずに、そのマシンを創っている業者にこういうマシンを入れてくれと頼んだだけみたいでした。
マシンや器具は絶対に自分で試してみるべきだと思いますがね・・・。
ジムをオープンする前から家賃が発生しているので結構慌てて搬入したみたいでした。
結局、半年でジムを畳んでしまいましたね・・・。
失敗するジム
✔コンセプトがはっきりしていない
✔資金繰りに困って焦っている
✔HPやブログがない
✔マシンが使いにくい
・成功しているジム
次は成功しているジムです。
私が通っていたボディビルジムです。
現在は家が遠くなってしまったので、辞めてしまったのですが・・・。
30年以上続いていると言っていました。
そこの会長はボディビルで県チャンピオンでした。
・元々は自分用
そのジムは会長の家の隣に作られたジムなのですが、こじんまりとしています。
会長が普通の会社時代に自分用に作って、副業でジムを始めた感じとなります。
会費は激安で3000円です。
まぁ自分の土地なので固定費は全くかかりません。
空調などはありません。夏は皆汗だらけで・・・、冬は着こんで四季をしっかりと感じながらトレーニングしています(笑)
「ここが元祖24時間ジムだ!!」と会長は笑って話していますが、30年以上24時間開放しっぱなしです。
ちなみに会長はもう60歳をゆうに過ぎています。
会員は多い時は100人を超えていたそうです。副業なのに凄いですよね!
ちなみに会長はほとんどトレーニングを教えません。というかちょっと来た時にちょこちょこっと教えてくれるくらいです。
会長曰く「秘密基地のようなジムを作りたかった!!高重量でガンガンするジムにしたかった」と言っています。
・個人ジムならではの交流!!
交流があるのも個人ジムながらです。
大手ジムより個人ジムの方が交流があるでしょう!!
レベルの高い人からトレーニングを教えてもらったりすることも多々ありました。
まぁ交流は好き嫌いもあるので、何とも言い難いところもありますが、
そのジムでは年に何回かBBQをしたりもしていました。
また、そのジムから大会に出る人がいたら皆で駆けつけたりしてとても楽しかったです。
個人ジムは仲間意識が芽生えやすいです。
やる気がなくてもちょっとジムに来て談笑するとやる気スイッチが入ったりします。
・マシンが使いやすい
お洒落なマシンはありませんが、すべての器具が非常に使いやすいです。
ダンベルも40KGまで2.5KG刻みであって、シャフトも細くて持ちやすいです。
ダンベルが大きくなるとシャフトも大きくなるタイプが多いのですが、あれは個人的には好きではありません。
ベンチプレス台にしろスミスマシンにしろ、古いものなのですが、非常につかいやすいです。
他のジムにいって、いかに使いやすかったが分かりました。
・会長の人柄が最高!!
これが本当に大事!!
個人ジムはそのオーナーに魅了があるかどうか!!
会長は60歳を超えていて私より30歳ほど歳が離れていましたが、こういう風に歳をとっていきたいなぁ~と思わせる人柄でした。
国籍、宗教、年齢、性別は関係ない、誰でも入れるジムでした。
刺青を入れている人もOKです。隠せなくてもいいです。
なので刺青の人やインド人など様々な人がいました。
会長はそれほど話すわけでもなく、ジムに顔を出しても少し話して笑って帰るくらいなのですが、上手くは言えませんが人としてとても大きさを感じていました。
趣味も多く、ハーレーやクロムハーツや猟に魚釣りと多趣味で造詣が深く周りに人が寄ってくるのも分かります。
人生を楽しんでいる感じがこっちまで伝わってきます。
とても穏やかで、会長が好きだからこのジムを選んでいる人もきっと多かったと思います。
きっとこれからも続いていくでしょう!!
成功するジム
✔資金繰りに困っていない&焦っていない
✔マシンが使いやすい
✔ジムのオーナーに魅了がある
でしょうか。
最初にも書きましたが、個人ジムで沢山儲けようって考えは結構難しいのではないかと思っています。
成功といっても会長もジムだけで潤沢なお金があったわけではないですし・・・。
副業としては結構いいお金になっているし、今は年金と同時にもらっているので余裕があるのではないでしょうか!?
以上、個人ジムの話しでした~!!