最近UESの服をよく着るようになった私(小物も)
これまでも様々なUESの物の記事を書いてきました。
UESが日本製のアメカジブランドなのですが、なぜ数あるブランドの中でUESを買うよ言うになったかを書いていこうと思います。
結構、趣味の偏った記事になると思います。
・UESと私との出会い・・・。
出典:mag-preview.com
私とUESとの出会いは私の家の近くにショップが出来たことからでした。
私の家は市街地から離れた住宅街なのですが、そんな場所にビルの一介に小さなショップができたのです。
へ〜。
こんなところにショップが出来たのか〜。
正直あまり期待はしていませんでしたが、ちょっと入ってみることにしました。
OPEN直後ということもあり、ほとんど品はありませんでした。
オーナーとちょっと話すと家が近いということもあり盛り上がったのですが、その話しのなかでUESの話しが出てきました。
UESは地方ではあまり扱う店も少ない為、私も知りませんでした。
ウエスって言えば、入らなくなった服を切り刻んで工業用の油の拭き取りなどに使うイメージがありました。
すると、オーナーは
「そうです!
そういう風になるまでリペアしたりして使って欲しい!
と、いう意味が込められているんです!
使い倒してぼろ布のウエスになるまで使って欲しいという思いが込められているんです!!」
と。
結構熱がはいった話し方でした。
家に帰ってからネットで何気なく見てみるとかなりのこだわりがあり、気になってきました。
結構なコアなファンもいるらしく、知る人ぞ知るブランドという感じでした。
これが私とUESとの出会いになります。
・UESは高額な商品である
UESの商品はかなり高額な物が多いです。
ジーパンが2〜3000円で買える時代に2万以上します。
アウターのデッキジャケットなんかも4万〜5万くらいします。
ダウンジャケットですら1万円以下で買えます。
ファストファッションで安くお洒落に買える時代に逆行しています。
ファストファッションが悪いわけではありません。
私もインナーなどはとても安くて買ったりすることもあります。
そういうブランドは薄利多売でほとんどの物が他の国の労働力で、安い賃金と大量生産でコストが低く抑えられています。
その企業努力は凄いとは思います。
しかし、そこにこだわりはありません。
やっぱり私はいつも身に着けているものは、自己満足ではありますがこだわった物を身につけていたいのです。
・UESはこだわりがつまったブランドである
UESのこだわりはたくさんあるのですが、まずアウターは先染めであることがあげられます。
服は糸を編んで出来るのですが、その名の通り糸を先に染めてから服を編んでいきます。
その方が繊維が染まりやすいですし、色落ちもいい風合いになります。
しかし、それは手間のかかる作業となります。
作られた服を一気に塗料につけ込む方が楽ですから…。
また、織り込みも旧式織機を使用しています。
服は縦と横の糸で構成されていますがそのテンションが旧式の方が緩くスピードが落ちる為、柔らかい印象と糸の独特な個性が出ます。
その分生産性がおちるので、大量生産が難しくなります。
ボタンなどにもそれぞれUESマークが彫られていたりしてこだわりが沢山詰まっています。
・Made ㏌ Japanを大切に
UESがMade in japanであることも好きな理由の一つです。
日本で作られているものは非常に貴重です。
日本の職人なので、外国に比べれば賃金も高いと思います。
それを安売りしてしまうと、結局誰か(職人)の給料が下がってしまい、職人はいなくなってしまいます。
職人の腕やこだわりはお金にきちんと反映されて良いものだと思っています。
UES自体も大量生産出来ないことから必然と値段も上がってしまいます。
人気もあるのですぐに売り切れることも多いです。
・一つのものを大切に使うということ
UES(ウエス)という名前の通り、ボロ布になるまで使って欲しいというメーカーの思いから名付けられたブランド名です。
細部までこだわった、しかも経年変化を見通して作られた物はとても愛着が湧きます。
私自身は何十年と同じ物を使ってはいませんが、2年間使ったデニムキーケースなんかは少しずつ色褪せてきています。
↓これは新品の状態のものです。
↓これが私の物です。これはまだ1年目の時かな?まだちょっと薄れているくらいでそこまでは経年変化は分かりませんね~。
↓角なんかは薄れてきていますが、まだまだ使いこみが甘いようです。
↓本当はこのようになってくれると嬉しいのですが・・・。
まだまだ先の話しかもしれませんが、それも楽しみです。
出典:gramho.com
それほど高価な物ではないのですが大切な物の一つとなっています。
物が溢れている、安く代替えの効く時代に一つの物を大事に…。
壊れてもリペアまでして使う、すこし前の時代の価値観になってしまうかも知れませんがその価値観も私が好きになった理由の一つです。
UESに興味がある、経年変化に興味のある人はまずデニムのキーケースから始めてみるのがいいと思います。
手頃ですし、経年変化も分かりやすいです。
最初に新品の時の写真を撮っておくのがいいと思います。
因みにちょっと注意としてデニムなので始めは白いパンツのポケットにいれたりするのは辞めた方が無難かもしれません。
・職人がいなくなるととても寂しい
このままファストファッションばかりが流行って、こだわりのあるブランドが買われなくなって廃れると職人はいなくなってしまいます。
受け継ぐ人がいなくなりますから・・・。
Made ㏌ Japanの服が無くなるのは同じ日本人として悲しいです。
服だけにとどまらず、職人と呼ばれる人はどんどんと機械化によって減ってきています。
私自身が職人が好きということもあり日本の職人が減っていくのは本当に悲しいのです。
ちなみに私、プロフェッショナル仕事の流儀などのTVも大好きです。
・UESはデザインがシンプルであり幅広い年代で着ることが出来る
UESはアメカジブランドですが、とてもシンプルな物が多いです。
アメカジといえばすこし派手な絵柄やロカビリー調の物もありますがUESは無地のものが多いです。
絵柄などもいいのですが、歳を選んでしまいます。
UESの服は長年、それこそ10年でも着れる服なので年代も幅広くなります。
流行りにも左右されません。
私がいくショップでも20代〜60代の人まで様々な年代の人が来店しています。
皆さん、年齢は関係なく楽しそうに服を選んでいます。
この服なら私が後10年後、20年後でも好きで着ていられるだろうと想像ができます。
しわや薄れすらも好きでいられるのではないかと・・・。
いくつか語ってきましたがこれが私がUESというブランドを好きになった理由です。
まぁ自己満足の世界にはなってくるのですが、日本製のこだわりが詰まったブランドがこれからも長く続いて欲しいです。
もし、UESに興味のある方はHPを覗いてみてはどうでしょうか?
以上、愛すべきUESの話しでした~。