こんにちは。
かつてK1やPRIDEが大晦日を賑わせていましたが、団体が消滅したり地上波で流さなくなって日本の格闘技は一時期暗黒時代に入ったと思われました。
実際、格闘技を見るのが好きな私も見ることが少なくなっていました。
かつてのPRIDEの選手も海外での試合に移行しました。
そんな中でRIZINという新しい団体で格闘技が地上波で見られるのはとても嬉しいです。
日本でこれから格闘技のプロを目指す人達にも希望が出てきたことでしょう。
前置きが長くなりましたが、今回RIZIN20をみた選手の感想を書いていきます。
あくまでも格闘技を見るのが好きな超個人的な意見となります。
・RENA選手
強カワで有名なRENA選手。
総合格闘技では立派な成績をおさめながらもグラップリングでチョークスリーパーで2回負けているイメージが強く印象にあると思う。
元々キックボクシングの選手なのでグラップリング、寝技が得意ではないのは分かるが、まだ対応しきれていないように思えた。
特にRENA選手が上の時のパウンドなどは体勢が悪かったのもあるが、相手に恐怖を与えるような攻撃はあまり見られなかったと思う。
RENA選手の相手は寝技をかなり狙っていると思う。
マークハント選手のように打撃は強いけど寝技になるとほぼ負けてしまうような感じではなくミルコ選手のように打撃で圧倒しながらもタックルを切る。
※マークハント選手大好きです
そして寝技で自分からは極めることはなくても極められないディフェンス能力。
パウンドはミルコ選手のようにフックとストレートの中間くらいの打撃を与えられればもの凄い攻撃力だと思う。
打撃は世界トップレベルだし、好きな選手の一人でもあるのでこれからの活躍に期待!
・矢地裕介
五味隆典選手にも勝ったことでも知られる矢地選手(あの時は悔しかった。矢地選手も好きだけどPRIDE時代からの五味選手が負けたのは心が痛かった)
矢地選手の特徴はフィジカルモンスターです。
70kg選手なのですが、その体つきはもの凄いです。筋肉の塊です。
体脂肪も少なくかっこいい体をしています。
元々は野球でかなり良い選手だったらしいので運動能力とフィジカルは天性のものがあったのでしょう!
あたれば倒れるパンチ力と寝技でも極めきれる選手です。
しかし、私が見る限りではパンチを打たれる際に顔を背けたり目をつぶってしまっていることがあるように思えました。
偶然かもしれませんが、何度か見受けられたのでもし癖ならかなり不利になるのでは…。
次の試合も期待しています!
・山本美優
今回のRIZINで1番伸びていた選手だと思っています。
ものすごく強くなった印象を受けました。
45歳にして…。
体つきは凄いの一言です。
子供の山本アーセン、そして亡くなられた弟の山本KID選手もそうですが山本家は皆凄い筋肉です。
レスリングの世界トップ選手だったので身体能力はあるのは分かりますが45歳にしてあの体!
ああ、自分が情けない。
これまではレスリング能力を活かしてバックなど有利なポジションをとりながらも何も攻撃できない印象がありました。
しかし、今回はパウンドや4点ポジションからの攻撃は相手を追い詰めるものでした。
寝技のポジション取りも上手かったです。
本人とコーチは反省すべきところがあると言っていたみたいですが、今日の仕上がり具合では他の選手が勝つことは難しいとさえ感じました。
45歳でもまだまだこれから成長していくと思います。
弟のKID選手の分まで頑張ってもらいたいです!
アーセンもがんばれ〜!
・朝倉未来
今回も世界のトップクラスの選手に勝ってくれました!
インタビュー(マイク)もいちいちかっこいいですね!
朝倉未来選手の印象としては自分が勝つ勝負しかしない!
と、言うと少し語弊がありますが身長177cmで66kgの階級はかなり高身長の方だと思います。
打撃が得意なので非常にリーチも長く有利になります。
70kgの階級にいくことにかなり難色を示しています(70kg契約の試合でも勝っているが)
これはやはり今の自分の階級が勝ちやすいことを分かっているのだと思います。
試合でも相手を分析し、戦略を立てます。
試合中も自分が行けると思った時は攻撃をしますが、責められたり不利だと思うとスッと距離をとりムキになって乱打戦になることもあまりないように感じます。
リスク回避と分析能力、そしてそれを冷静に実行できるのは凄いです。
村上ファンドの村上世彰さんを連想させます。
村上さんもゲームでも何でも自分が勝つように勝ちやすいようにルールなどを作るそうです。
もちろん朝倉未来選手は決められたルールの中で正々堂々と戦っています。
リングの中では絶対はないので負けることもあります。
その中でどれだけ自分が有利に試合を運べるかを計算しているのだと思います。
それはとても大切なことです。
格闘家は白星を上げ続けることが評価、価値をあげる1番の方法ですから…。
YouTubeでも企画はどのようなことが需要があって自分がやったら面白いか分かっています。
頭が良いのでしょうね。話し方からしてもそれは分かります。
もちろん格闘技の実力もあります。
特に打撃は世界トップクラスです。
昔空手をしていたせいか、その動きが随所に見られます。
パンチを手で弾く動作や前蹴りからのフェイントの回し蹴りなどの上手さは空手のバックボーンもあるのではないかと。
パンチのイメージが強いですが、ミドルキックなんかも非常に強いです。
ハイキックも含め、もっと蹴りを多用しても面白いのではないかと思います。
身長がありますから。
ただ、今回の試合で相手のミドルかローのキックを手で捌こうとしているように感じました。
足だけのカットでもよかった気はしたのですが…。
空手も前蹴りを手で捌いたりする動作もあるので空手のクセなのか、またしては手をわざと下げて相手が顔を狙ってきたところをカウンターなのか…。
ちょっと分からないのですか、ちょっとヒヤッとしてました。
打撃にも顔をそらさず見ているところも目が良いといわれる所以かもしれません。
個人的には朝倉兄弟は骨格がそれほど大きいようには見えないので(格闘家の中では)今の66kgの階級で頑張ってほしいです。
相手がいなくなったら上に行けば良いのではないかと。
男が惚れる男、朝倉未来選手!これからも頑張ってください!
・朝倉海
今回大トリを務めた選手。
負けたのは非常に悔しかった!
強面の兄とは違い爽やかで愛嬌のある朝倉海選手。
本当にみんなから愛される選手です。
最初のイメージは朝倉未来選手の弟。
強いけど兄の方が目立っているイメージがありました。
しかし、実力があることから
朝倉未来選手の弟ではく、朝倉海選手として一人の格闘家として今は見られています。
兄はパンチはフックでドカンといった破壊力のイメージに対し、海選手は速射砲で相手を刺すイメージです。
体の動きやハンドスピードはめちゃくちゃ早いです。
TVであの速さなら実際対峙するとほぼ見えないでしょう。
ファイトスタイルは打撃で、思いっきりが良いように感じます。
カウンターが得意なこともありますが、結構前に出ます。
チャンスとみれば獣の様に即前に出てきます。
堀口戦でもチャンスと思えば畳み掛け、逃げようとしても膝で突き刺し、最後はパンチで勝ちきっていました。
パンチの強さはもちろん追い込みも非常に強いです。
そして今回因縁のマネル・ケイプ戦。
相手も打撃スタイルだったのですが、相手のマネル選手の攻撃をほとんど打ち返しにいっているように思えました。
カウンターを狙っていたのかもしれませんが、相手の前にずっと立っていて打撃に応戦しようとしていました。
大晦日の大トリで自然と力が入っていたのかもしれません。
チャンスを見逃さず攻撃し続けたマネル選手もさすがです。
非常に私も悔しかったのですが、本人も1番悔しいと思うのでまた次の試合で見せてくれるでしょう!
と、勝手にRIZIN20を見て選手のことを色々と書いてきました。
このほかではヒョードル選手の引退など感慨深いものがありました。
やっぱり格闘技って面白いですね。
これからも格闘技がもっと面白くなれば良いなぁと感じましたし、格闘家の体はかっこいいですね。
私も筋トレを始め色々と頑張らなければ!
以上RIZIN20の話でした〜!